先ずはビールをお願いします。

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ウルトラセブン 第八話 『狙われた街』





懐かしのウルトラマンシリーズ


日曜日の夜珍しく家でのんびり酒飲みながらテレビのチャンネルを変えていたらTVK(テレビ神奈川)でウルトラセブンを放送していた





『ウルトラセブン』

昭和42年~昭和43年に放送されていた円谷プロダクションとTBS制作の特撮テレビ放送


昭和42年作品なので本放送時を見ていた記憶はないが懐かしかった(笑)

懐かしいってドラマ内容うんぬんとかじゃなく

画面から醸しだされる当時の服装や雰囲気、時代の匂いのようなもの…

ハングリーさやバイオレンス、猥雑さにエロスだ

見ていてノスタルジーである




昭和時代である




こんなテロップを入れなきゃいけない今のご時世では作れない作品


だが昭和40年代、幼少期の思い出はそこにはある

この冒頭シーンに登場する少年達だって今では還暦を過ぎているだろう

その数秒のシーンに映し出された鼻と口をちょろっと充てがうだけの大きさしかないガーゼのマスクに半ズボン

シンプルで小さめのランドセルとか、数年後の自分が画面の少年達の世代になった時と大差がないのだから余計ノスタルジックに

そもそも子供達全員がドラマなのにマスクして出てくるっていうシチュエーションもなんかすごい

メトロン星人


放送されたエピソードはメトロン星人が登場する第八話『狙われた街』

ちゃぶ台を介してあぐらをかいたメトロン星人とウルトラセブンであるモロボシ・ダンが対峙するという珍しいシーンが出てくるエピソード

人間同士の信頼関係を壊して互いに争わせ、人類が自滅した後に地球を征服をしようと企むメトロン星人が登場する話

半世紀近く生きてきた今、同じ年代を経たウルトラセブンを見る機会が訪れるとは思わなかった(笑)

今同じようなドラマが作られるならタイトルは子供受けを狙って間違いなく、『メトロン星人登場』とかになるんじゃないかと
見ていて思っちゃったりして


50年近く前に作られた作品、時代背景や技術も今からすれば過去そのものである

セリフでも語られていたが全人類の半数以上が喫煙者という世の中で、宇宙ケシと呼ばれる自分以外を敵と認識し発狂させ人間を攻撃的にさせる作用のある物質をそのタバコに混入し、吸った人間を利用し争わせて信頼関係を壊し人類同士を互いに壊滅させるのがメトロン星人の狙い。

その設定が現在ではアウトじゃねぇ?

スーパッパは今や下降線…



秀逸なエンディング


その足がかりとして狙われた街が日本の北川町というストーリー

ウルトラマンシリーズですから結果的にウルトラセブンによってメトロン星人は撃退されるんですけどそのままで終わらず、最後にナレーションで締めくくられるのですが

そのナレーションがスゴイ!

全ては最後のナレーションの為に作られたのではないかとさえ思ってしまう

50年近く経った今でもそのナレーションには違和感がありませんでした

逆に言えば昔に作られていたのかとさえ思えるほど秀逸ともいえる締めくくりのナレーション

“ メトロン星人の
地球侵略計画は
こうして終わったのです。

人間同士の
信頼感を利用するとは
恐るべき宇宙人です。

でもご安心下さい
このお話は遠い遠い
未来の物語なのです

え、何故ですって?

我々人類は今
宇宙人に狙われるほど
お互いを信頼しては
いませんから… ”


ナレーションの言葉を借りれば、信頼感を利用されるほどお互いを信頼しあっている遠い遠い未来の話なのです

こんなナレーションで終わってたなんて記憶に残ってませんでした

今聞いて唸らされましたよ

ただの娯楽番組ではなかったのかも


さて、半世紀経った現代、お互いが信頼できる世の中になっているのか?

空想科学のSFドラマって言ってしまえばそれまででしょうけど

未来という出来事の話ならば冒頭の子供達が全員マスクしてたのだって意図があっての演出だったのかも…


1960年代後半、高度経済成長時代のツケよろしく公害問題の深刻化がクローズアップされる中、スモッグ等の大気汚染もその内のひとつで、昔読んだ子供向け科学雑誌か何かの未来予想に大気汚染が進めば将来はガスマスク等のマスクなしでは出歩けなくなる未来になるかもとかいった記事を読んだ憶えも…


ちなみに公害対策基本法なる環境に対する法律が制定され施工されたのもこのウルトラセブンの放送された年だったそうです

全人類の半数が喫煙者という設定も意図したものだったのかも


印象的なナレーションで締めくくられたウルトラセブン第八話狙われた街

将来の未来を担う子供達が見ていたヒーロー特撮番組

明るい未来を託し願うメッセージがそこにはあったのでしょうか?

酔っぱらいの戯言でした~


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